1) ◆BCGワクチン
2) ◆ポリオワクチン
3) ◆三種混合ワクチン・二種混合ワクチン
4) ◆四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)ワクチン
5) ◆麻しんワクチン
6) ◆風疹ワクチン
7) ◆麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)
8) ◆水痘ワクチン
9) ◆おたふくかぜワクチン
10) ◆インフルエンザワクチン
11) ◆小児用肺炎球菌ワクチン
12) ◆Hibワクチン(ヒブワクチン)
13) ◆子宮頚がん予防ワクチン
14) ◆ロタウイルスワクチン
15) ◆B型肝炎ウイルスワクチン
16) ◆日本脳炎ワクチン
 
   1歳までに接種しなければならないワクチンが
こんなにたくさんあります。
2ヶ月からの早期接種をお勧めします。
接種スケジュールに関しては、小児科でご相談ください。
 
 
   
 
BCGワクチン

【結核】
わが国の結核はかなり滅少しましたが,まだ4万人を超える患者が毎年発生しており,大人から子どもへ感染することも少なくありません。
また結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことができませんので,生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。
乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので,全身性の結核症にかかったり,結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残すことになります。

過去に結核にかかったかどうかは,ツベルクリン反応で検査をし,陰性(かかったことのない場合)の時はBCG接種を受けましょう。
これで結核性髄膜炎などは80%,肺結核も50%は予防できるのです。
【ツベルクリン反応・BCG】
ツベルクリン反応検査をまず行い,48時間後に判定して陰性の人(長径9mm以下)にBCGの接種を行います。
BCGの接種方法は管針法といってスタンプ方式で上腕の2カ所に押しつけて接種します。
接種したところは,日陰で乾燥させてください。10分程度で乾きます。

【副反応】
BCGは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。
接種後2〜3週間で接種局所に赤いポツポツができ一部に小さくうみをもったりします。
約4週間でかさぷたができてなおります。これは異常反応ではなく,BCGがついた証拠です。
包帯をしたり,バンソウコウをはったりしないで,そのまま普通に清潔を保ってください。
自然になおります。

副反応としては接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。
通常放置して様子をみてかまいませんが,特にただれたり,大変大きく腫れたり,まれに化膿して自然にやぷれてうみが出ることがあります。
その場合には医師に診てもらってください。

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ポリオワクチン
 
【ポリオ(急性灰白髄炎)】

「小児マヒ」と呼ばれ,わが国でも30年前までは流行を繰り返していましたが,予防接種の効果で現在は国内での自然感染は報告されていません。
しかし,現在でも海外ではポリオの流行がありますから,これらの地域で日本人がポリオに感染したり,日本にポリオウイルスが入ってくる可能性があります。
予防のためにワクチンを接種して免疫をつけておきましょう。

ポリオウイルスはヒトからヒへ感染します。
感染した人の便中に排泄されたウイルスが口からはいり咽頭または腸に感染します。
感染したウイルスは3〜35日(平均7〜14日)腸の中で増えます。
しかし,ほとんどの例は不顕性感染で終生免疫を獲得します。
症状が出る場合,ウイルスが血液を介して脳・脊髄へ感染し,麻痺をおこすことがあります。

ポリオウイルスが感染すると100人中5〜10人は,カゼ様の症状を呈し,発熱を認め,続いて頭痛,嘔吐(おうと)があらわれ麻痺が出現します。
一部の人は永久に残ります。呼吸困難により死亡することもあります。

感染の合併症として麻痺の発生率は1,000〜2,000人に1人ですが,麻痺患者が1人発生したときには,その周りに100人以上の感染者がいるといわれています。

【不活化ポリオワクチン】
対象年齢は生後3か月〜7歳半ですが、標準的には生後3〜8か月に3-8週間隔で3回皮下注射で接種します。その後6-18か月後に1回皮下注射で接種します。
T,U,V型の3つタイプのポリオワクチンウイルスが混ざっています。
計4回接種することにより免疫が付きます。

2012年春まで行われていた生ワクチンでは服用後まれな頻度ですが,ウイルスが脳脊髄に達して麻痺を生ずることがありましたが、不活化ワクチンはそういう心配もなくなりました。また、ワクチンウイルスがワクチンを受けていない人に感染して,麻痺をきたすこともなくなりました。
【副反応】
現在の副反応は注射部位の発赤,腫脹などの局所反応が主です。
通常高熱は出ませんが,37.5℃以上になった子が14.9%あります。
以上のように重篤な反応はありませんが,機嫌が悪くなったり,腫れが目立つときなどは医師に連絡してご相談ください。。

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三種混合ワクチン・二種混合ワクチン

【ジフテリア】
ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。
1981年にDPTワクチンが導入され現在では患者発生数は年間10名末満ですが,ジフテリアは感染しても10%程度の人が症状が出るだけで,残りの人は不顕性感染のため保菌者となり,その人を通じて感染することのあることがよく知られています。
感染は主に咽頭ですが,鼻にも感染します。

症状は高熱,のどの傷み,大吠様の咳,嘔吐(おうと)などで,偽膜を形成して窒息死することがある恐ろしい病気です。
発病2〜3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺をおこすことがありますので注意が必要です。

最近ではロシアで流行がありました。
予防接種を続けていかないと日本でも再ぴ流行する可能性があります。
【百日せき】
百日せき菌の飛沐感染で起こります。
1956年から百日せきワクチンの接種がはじまって以来,患者数は減少してきています。
当時は菌体の入ったワクチンでしたが,現在では副反応の少ない新型の精製ワクチンを使っています。

百日せきは普通のカゼのような症状ではじまります。
続いてせきがひどくなり,顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。
せきのあと急に息を吸い込むので,宙を吹くような音が出ます。熱は出ません。
乳幼児は咳で呼吸ができず,チアノーゼやけいれんがおきることがあります。
肺炎や脳症などの重い合併症をおこします。乳児では命を落とすこともあります。

1970年代後半に予防接種率が低下した際,百日せき患者が多数出て,113名の死者を出しました。このようなことを繰りかえさないためにもぜひ予防接種を受けましょう。
【破傷風】
破傷風菌はヒトからヒトヘ感染するのではなく,土の中にひそんでいて,傷口からヒトヘ感染します。
傷日から菌が入り体の中で増えますと,菌の出す毒素のために,口が開かなくなったり,けいれんをおこしたり,死亡することもあります。
患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い傷が原因です。
日本中どこでも土中に菌はいますので,感染する機会は常にあります。

またお母さんが免疫をもっていれば新生児の破傷風もふせげますので,ぜひ予防接種を受けておきましょう。
【三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)ワクチン】
T期として初回接種3回,その後半年以上たってから追加接種を1回行います。
なお,追加接種は初回接種3回終了後1年から1年半までに受けるようにしましょう。
また,U期として11・12歳時(通常6年生)に二種混合(DT)で追加接種を1回します。
回数が多いので,接種もれに洋意しましょう。
確実な免疫をつくるには,決められたとおりに受けることが大切ですが,万一間隔があいてしまった場合でも,はじめからやり直すことはせず,規定の回数を越えないように接種します。かかりつけの先生に相談しましょう。

【副反応】
1981年に百日せきワクチンが改良されて新しい精製不活化ワクチンに変わって以来,日本のワクチンは副反応の少ない安全なワクチンになっています。
現在の副反応は注射部位の発赤,腫脹,硬結(しこり)などの局所反応が主です。
頻度は程度の差はありますが,初回接種1回目のあと,100人中20人近い人に,3回目のあとでは100人中40−50人くらいの人にみられます。
多いように思えますが,これは免疫がついているから起こる現象です。
直径5cmを超える目立った局所反応の出現率はすべてを通じて100人中9〜10人です。
なお,硬結(しこり)は少しずつ小さくなりますが,数カ月残ることがあります。
特に過敏な子で肘をこえて上腕全体が腫れた例が少数ありますが,これも湿布などで軽快しています。

通常高熱は出ませんが,24時問以内に37.5℃以上になった子が3〜4%あります。
以上のように重篤な反応はありませんが,機嫌が悪くなったり,腫れが目立つときなどは医師に連絡してご相談ください。
【二種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチン】
三種混合ワクチンの接種を受ける前に百日せきにかかってしまった人は,二種混合ワクチンを便用します。
接種方法はT期の初回接種は通常,沈降ジフテリア破傷風混合ワクチンを使いますので2回の接種です。

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四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)ワクチン

2012年11月から従来の3種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンが一緒になった4種混合ワクチンができます。接種の対象は今までの3種混合と全く同じです。
対象年齢は生後3か月〜7歳半ですが、標準的には生後3〜8か月に3-8週間隔で3回皮下注射で接種します。その後6-18か月後に1回皮下注射で接種します。計4回接種することにより免疫が付きます。
また,11・12歳時(通常6年生)に二種混合(DT)で追加接種を1回します。

なお、2012年11月の四種混合ワクチン発売まで待って、三種混合ワクチンを接種しないことは百日咳が流行していることを考えるとかなり危険です。2012年11月前に生後3か月になるお子さんは、すぐに三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを同時接種することを強くお勧めします。
【ジフテリア】
ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。
1981年にDPTワクチンが導入され現在では患者発生数は年間10名末満ですが,ジフテリアは感染しても10%程度の人が症状が出るだけで,残りの人は不顕性感染のため保菌者となり,その人を通じて感染することのあることがよく知られています。
感染は主に咽頭ですが,鼻にも感染します。

症状は高熱,のどの傷み,大吠様の咳,嘔吐(おうと)などで,偽膜を形成して窒息死することがある恐ろしい病気です。
発病2〜3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺をおこすことがありますので注意が必要です。

最近ではロシアで流行がありました。
予防接種を続けていかないと日本でも再ぴ流行する可能性があります。
【百日せき】
百日せき菌の飛沐感染で起こります。
1956年から百日せきワクチンの接種がはじまって以来,患者数は減少してきています。
当時は菌体の入ったワクチンでしたが,現在では副反応の少ない新型の精製ワクチンを使っています。

百日せきは普通のカゼのような症状ではじまります。
続いてせきがひどくなり,顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。
せきのあと急に息を吸い込むので,宙を吹くような音が出ます。熱は出ません。
乳幼児は咳で呼吸ができず,チアノーゼやけいれんがおきることがあります。
肺炎や脳症などの重い合併症をおこします。乳児では命を落とすこともあります。

1970年代後半に予防接種率が低下した際,百日せき患者が多数出て,113名の死者を出しました。このようなことを繰りかえさないためにもぜひ予防接種を受けましょう。
【破傷風】
破傷風菌はヒトからヒトヘ感染するのではなく,土の中にひそんでいて,傷口からヒトヘ感染します。
傷日から菌が入り体の中で増えますと,菌の出す毒素のために,口が開かなくなったり,けいれんをおこしたり,死亡することもあります。
患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い傷が原因です。
日本中どこでも土中に菌はいますので,感染する機会は常にあります。

またお母さんが免疫をもっていれば新生児の破傷風もふせげますので,ぜひ予防接種を受けておきましょう。
【ポリオ(急性灰白髄炎)】

「小児マヒ」と呼ばれ,わが国でも30年前までは流行を繰り返していましたが,予防接種の効果で現在は国内での自然感染は報告されていません。
しかし,現在でも海外ではポリオの流行がありますから,これらの地域で日本人がポリオに感染したり,日本にポリオウイルスが入ってくる可能性があります。
予防のためにワクチンを接種して免疫をつけておきましょう。

ポリオウイルスはヒトからヒへ感染します。
感染した人の便中に排泄されたウイルスが口からはいり咽頭または腸に感染します。
感染したウイルスは3〜35日(平均7〜14日)腸の中で増えます。
しかし,ほとんどの例は不顕性感染で終生免疫を獲得します。
症状が出る場合,ウイルスが血液を介して脳・脊髄へ感染し,麻痺をおこすことがあります。

ポリオウイルスが感染すると100人中5〜10人は,カゼ様の症状を呈し,発熱を認め,続いて頭痛,嘔吐(おうと)があらわれ麻痺が出現します。
一部の人は永久に残ります。呼吸困難により死亡することもあります。

感染の合併症として麻痺の発生率は1,000〜2,000人に1人ですが,麻痺患者が1人発生したときには,その周りに100人以上の感染者がいるといわれています。


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麻しんワクチン

【麻しん(はしか)】
麻しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。
伝染力が強く,一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です。
発熱,せき,鼻汁,めやに,発しんを主症状とします。

最初3〜4日間は38℃前後の熱で,一時おさまりかけたかと思うとまた39〜40℃の高熱と発しんが出てきます。
高熱は3−4日で解熱し,次第に発しんも消失します。
しばらく色素沈着が残ります。

主な合併症としては,気管支炎,肺炎,中耳炎,脳炎があります。
患者100人中,中耳炎は7〜9人,肺炎は1〜6人に合併します。
脳炎は2,000〜3,000人に1人の割合で発生がみられます。
また,亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という慢性に経過する脳炎は約10万例に1例発生します。
麻しん(はしか)にかかった人10,000人に1人の割合で死亡します。
わが国では現在でも年間約50人の子がはしかで命を落としています。
予防接種では,これらの重い合併症はほとんどみられません。
ぜひ予防接種を受けましょう。
【麻しん(はしか)ワクチン】
麻しんは1歳から2歳の間にかかる子が多くなっています。
1歳になったら半年以内に受けるように努めましょう。
遅くなった場合でも保育園,幼稚園などの集団生活に入るまでには,必ず受けておきましょう。

1歳前に保育園に入園させる場合には,10カ月頃に麻しん(はしか)ワクチンを任意(自費)で受けることをおすすめします。その場合お母さんからの免疫の影響でつきが悪い子もありますので,定期接種と同じときに,もう一度受けなおしてください。

ガンマグロブリンの注射を受けたことのある人は3カ月から6カ月たってから麻しんの予防接種を受けてください。(ガンマグロブリンは,血液製剤の一種でA型肝炎等の感染症の予防目的や重症の感染症の治療目的などで注射することがあります)

【副反応】
このワクチンは弱毒生ワクチンですからウイルスが増えるため,接種して1週間後から発熱や発しんなど,軽い麻しん(はしか)に似た症状が約20%の人に出ます。
通常は1−2日で消失します。またまれに熱性けいれんが起こります。
またごくまれ(100万人に1人程度)に脳炎の発生も報告されています。

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風疹ワクチン

【風しん】
風しんウイルスの飛沫感染によっておこる病気です。潜伏期問は2〜3週間です。
軽いカゼ症状ではじまり,発しん,発熱,後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。
そのほか眼球結膜の充血もみられます。発しんも熱も約3日間でなおりますので
「三日ばしか」とも呼ばれています。

合併症として,関節痛,血小板減少性紫斑病,脳炎などが報告されています。
血小板減少性紫斑病は患者3,000人に1人,脳炎は患者6,000人に1人くらいです。
年長児や大人になってからかかると一般に重症になりやすく,3日ではなおらないことが多いのです。

妊婦が妊娠早期にかかりますと,先天性風しん症候群と呼ばれる児(心奇形,白内障,聴力障害など)
が生まれる可能性が高くなりますから,妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。
【風しん(三日ばしか)ワクチン】

2〜3歳になると,かかる人が急に増えますので,3歳までに受けるようにしましょう。
男の了も女の子も受けることになります。
保育園や幼稚園に行く人は,麻しん(はしか)に続いて入園の前にすませましょう。

お母さんが次の子どもを妊娠中であっても,お子さんは受けられます。
また,今まで中学生の女子のみに接種をしていましたが,これからは
中学生の男女とも接種ができます。
まだかかっていない人は受けておきましょう。

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麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)

2006年4月より、麻しん、風しんの単独ワクチンに代わって、麻しん、風しんワクチンが一つになった混合ワクチン(MRワクチン)を接種することになりました。

これまでは単独ワクチンを1回ずつ接種していましたが、今後は混合ワクチンを1歳から2歳までの間に1回、小学校入学前の1年間にもう1回接種することになります。

MRワクチンはこれまでの単独ワクチンを混合して作られており、MRワクチンの有効性と安全性は単独ワクチンと同等と考えられています。

接種回数を2回に増やすことによって、より確実に免疫がつくことが期待できます。

(国際的にもほとんどの国で麻しんと風しんのワクチンは2回接種が行われています。)
【麻しん(はしか)】
麻しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。
伝染力が強く,一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です。
発熱,せき,鼻汁,めやに,発しんを主症状とします。

最初3〜4日間は38℃前後の熱で,一時おさまりかけたかと思うと
また39〜40℃の高熱と発しんが出てきます。
高熱は3−4日で解熱し,次第に発しんも消失します。
しばらく色素沈着が残ります。

主な合併症としては,気管支炎,肺炎,中耳炎,脳炎があります。
患者100人中,中耳炎は7〜9人,肺炎は1〜6人に合併します。
脳炎は2,000〜3,000人に1人の割合で発生がみられます。
また,亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という慢性に経過する脳炎は約10万例に1例発生します。
麻しん(はしか)にかかった人10,000人に1人の割合で死亡します。
わが国では現在でも年間約50人の子がはしかで命を落としています。
予防接種では,これらの重い合併症はほとんどみられません。
ぜひ予防接種を受けましょう。
【風しん】
風しんウイルスの飛沫感染によっておこる病気です。潜伏期問は2〜3週間です。
軽いカゼ症状ではじまり,発しん,発熱,後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。
そのほか眼球結膜の充血もみられます。発しんも熱も約3日間でなおりますので
「三日ばしか」とも呼ばれています。

合併症として,関節痛,血小板減少性紫斑病,脳炎などが報告されています。
血小板減少性紫斑病は患者3,000人に1人,脳炎は患者6,000人に1人くらいです。
年長児や大人になってからかかると一般に重症になりやすく,3日ではなおらないことが多いのです。

妊婦が妊娠早期にかかりますと,先天性風しん症候群と呼ばれる児(心奇形,白内障,聴力障害など)
が生まれる可能性が高くなりますから,妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。

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水痘ワクチン
 
【水痘】

水痘(みずぽうそう)は水痘帯状疱疹ウィルスによって起こる、全身の皮膚や粘膜に
水疱を伴う発疹が出現する病気です。伝染力は麻疹に次いで強く、家族内発症率は
80〜90%で不顕性感染(感染しても発病しない)は少ないといわれています。
出生直後の新生児でも水痘にかかる可能性があります。
潜伏期は約2週間で、他の人にうつるのは発疹の出る24時間くらい前から
水疱がすべてかさぷたになるまでの期間です。
通常は1週間くらいで治癒していく予後良好な疾患ですが、時に細菌感染を合併したり、
まれには脳炎や肺炎を合併することがあります。
治療としては、発病早期であれば抗ウイルス剤を服薬することにより軽症化することが
可能ですが、水痘の瘢痕は終生残ることがあり、予防するに越したこたとはありません。

【水痘ワクチン】
2014年10月から定期接種になりました。3ヶ月以上あけて2回接種が必要です。
健康小児だけでなく、水痘にかかっていない成人や、白血病患児やステロイド治療中のネフローゼ患児のような
ハイリスクの小児にも接種できます。
ワクチンによる抗体陽転率は90%以上です。ワクチンを接種しても水痘に罹患する例が20%近く見られますが、
ほとんどが軽症です。

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おたふくかぜワクチン

【おたふくかぜ】

おたふくかぜは流行性耳下腺炎とも呼ばれ、ウイルスによって起こる
病気です。耳の下(耳下腺)のはれと発熱が主な症状で、
2〜9歳の頃に多く、3〜4歳をピークとしてかかっています。

潜伏期間は2〜3週間あり、耳下腺がはれる前7日頃から、
はれた後9日頃までの間は、他人にうつる可能性があります。
学枚伝染病のひとつに指定されており、耳下腺のはれが
消えるまでは登校・登園が停止されます。

おたふくかぜの合併症として無菌性髄膜炎が2〜3%位に起こっています。
また、難聴が数万人に1人程度起こっています。
男性が思春期以降にかかった場合は、精巣炎(睾丸炎)を併発することもあり、
不妊(男性不妊)症を起こす心配があります。

【おたふくかぜワクチン】
おたふくかぜワクチンは、任意(自費)で接種を受けることになっています。
接種年齢は、1歳を過ぎれば受けられますが、感染のピークとなる前の3歳頃までに
受けることが望まれます。
もちろん、おたふくかぜにかかっていなければ、それ以降の年齢の方や大人でも受けられます。
流行期間中に、おたふくかぜの子と共に居合わせたことにより、
すでにかかってしまっている場合があります。
この場合、接種を受けても予防が間に合わず、おたふくかぜの症状が出てしまうことがあります。
まわりにおたふくかぜの子がいる場合は、接種を見合わせてください。
ただし、自然におたふくかぜにかかった時期(潜伏期間中)と、ワクチンを受けた時期が重なっても、
特に症状が重くなるような心配はありません。

おたふくかぜワクチンは、接種を受けた人の90%程度に抗体(免疫)ができると考えられています。
また、知らないうちにかかった人(不顕性感染者)など、免疫のある方がこのワクチンを受けても
差しつかえありません。

【副反応】
接種を受けたすぐ後、まれに急な副反応が起こることがありますので、異常と思われる症状や
体調の変化があらわれた時は、速やかに医師の診察を受けてください。

接種後2〜3週間たった頃、発熱、耳下腺のはれ、嘔吐、せき、鼻汁などを認めることがあります。
しかし、一般にこれらの症状は自然感染の時に比べ軽く、かつ一過性で、通常、数日中に消失します。

また、自然のおたふくかぜ(ムンプス)にかかった場合に比べて頻度は少ないのですが、
まれにワクチンに由来すると疑われる無菌性髄膜炎(発熱、嘔吐、頭痛等)、急性の紫斑、鼻出血、
難聴のほか、特に思春期以降の男性に精巣炎(睾丸の腫大)が、接種後から3週間頃に
あらわれたとの報告があります。
このような症状があらわれた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

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インフルエンザワクチン

【インフルエンザ】

インフルエンザは毎年、初冬から春先に流行します。急に高熱が
でて、喉がいたくなり、鼻水、咳、頭痛や筋肉痛、関節のいたみ、
下痢や嘔吐など様々な症状がみられます。
からだの抵抗力がよわい乳幼児では、脳炎や脳症という重い合併症
で命を落とす場合もあります。インフルエンザは、外出から帰ったら
手洗いやうがいを、また規則正しい生活で体調をくずさないように
気をつけたりしてある程度予防できます。
しかし、確実に病気を予防するためには、インフルエンエンザ・ワクチンを接種することをお勧めします。
ワクチンによって作られた免疫が病気を予防し、また感染した場合でも症状は軽く済むことが知られて
います。この数年、道内でインフルエンザ脳症で亡くなられた小児は、すべてワクチンは未接種でした。

病気の予防に十分な免疫を作るためには、1〜4週間の間隔をおいて2回接種する必要があります。
インフルエンザが流行しはじめる12月以前に、2回の接種を終えておくのがー番望ましい受け方です。
はやめに予防接種の予約をして接種を済ませましょう。
接種料金はかかりつけの小児科にお問い合わせください。
熱がなく、咳や、はなみず、下痢等の症状のない、体調の良い日を選んで接種しましょう。
接種を受けた当日は激しい運動は避けてください。接種後2〜3日間程度の発熱、悪寒、倦怠感等の
症状や、注射部位の発赤腫脹がみられることがあります。ご心配な場合は医師の診察を受けて下さい。


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小児用肺炎球菌ワクチン

【肺炎球菌】

肺炎球菌は健康な子どもでも鼻やのどにいる菌で、保育園などの集団生活が始まると数か月で多くの児が肺炎球菌を持つことになります。普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちた時などに色々の病気をおこします。

肺炎球菌によりおきる病気には、肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎などがあります。
菌が血液や脳脊髄液に入ると菌血症、髄膜炎といわれ侵襲性感染症呼ばれる恐ろしい病気をおこします。
3歳以下の菌血症の70〜85%、細菌性髄膜炎の20〜25%はこの菌が原因でおこります。
この菌による髄膜炎の死亡率は7%、後遺症は29%と重症です。
肺炎球菌による髄膜炎はわが国で年間140〜150人、髄膜炎以外の侵襲性感染症は1000〜1150人発生しています。
札幌市では毎年15〜20人の細菌性髄膜炎が発症し、数人がこの肺炎球菌が原因でおきています。

【小児用肺炎球菌ワクチン】
子ども、特に2歳以下の子どもは肺炎球菌に対する免疫がほとんどないため、肺炎球菌感染症が重症化することがあります。不活化ワクチンにより免疫をつけて、髄膜炎、菌血症などの重症の病気を防ぐためのものです。また、肺炎、中耳炎にも予防効果が期待されます。

生後2か月から5歳未満の乳幼児は、札幌市では無料でワクチンを受けることができます。生後2か月を過ぎたらなるべく早くワクチンを接種することが大切です。

【副反応】
接種部位の発赤、腫れ、痛みなどが主なもので、時に軽い発熱が見られることがありますが、いずれも数日間で消失します。

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Hibワクチン(ヒブワクチン)

【インフルエンザ菌b型】

インフルエンザ菌は健康な子どもでも鼻やのどにいる菌で、保育園などの集団生活が始まると数か月で多くの児がインフルエンザ菌を持つことになります。
皆さんの知っているインフルエンザウイルスとはまったく別のものです。
インフルエンザ菌の中にも多くの種類があり、中でもb型(Hib)は最も病原性の強いインフルエンザ菌です。
Hibは健康な乳幼児の鼻やのどから0.5〜3%みつかります。
3歳以下の菌血症の10〜15%、細菌性髄膜炎の55〜70%はインフルエンザ菌が原因であり、ほとんどがHibでおきています。この菌による髄膜炎の死亡率は3%、後遺症は15%です。
インフルエンザ菌による細菌性髄膜炎は5歳以下(半分は1歳未満)に多く、日本では年間500?1000人の子どもが罹患しています。
札幌市では毎年15?20人が細菌性髄膜炎を発症し、10人程度がこの菌が原因でおきています。

【Hibワクチン(ヒブワクチン)】
インフルエンザ菌の中で、病原性の強いHibに対する不活化ワクチンです。
全てのインフルエンザ菌に対するワクチンでないので、肺炎、中耳炎などには予防は期待できません。

生後2か月から5歳未満の乳幼児は、札幌市では無料でワクチンを受けることができます。
生後2か月を過ぎたらなるべく早くワクチンを接種することが大切です。

【副反応】
接種部位の発赤、腫れ、痛みなどが主なもので、時に軽い発熱が見られることがありますが、いずれも数日間で消失します。

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子宮頚がん予防ワクチン

【子宮頚がん】

子宮頸がんは、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によっておきます。
発がん性HPVには15種類ほどのタイプがあり、主に性交為により感染します。
近年、日本では20代後半〜30代の女性患者で子宮頚がんが急増し、20〜30代の女性では、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。これには性交渉開始時期の低年齢化が関係していると推測されています。
性交渉経験のある女性の約60〜80%はHPVに1度は感染していると推測されており、感染した1000人中1人が子宮頚がんを発症すると推測されています。
子宮頸がんは毎年約10,000〜15,000人の女性が発症し、毎年約3,500人が亡くなっています。
札幌市では子宮頸がんで毎年約30人が亡くなっていると推定されています。

【子宮頚がん予防ワクチン】
全ての発がん性HPVの感染を予防する不活化ワクチンではありませんが、16、18型の発がん性HPVの感染を防ぐため、日本では約60%の子宮頚がんを予防できると推測されています。
ワクチン接種後も20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けることが必要です。

ワクチン接種時期は、性交渉経験者では既に感染している可能性があるため、ワクチンは未感染者=性交渉未経験者に接種するのが理想的です。
中学1年生から高校1年生の女性は、札幌市では無料でワクチンを受けることができます。

【副作用】
注射部位の発赤、疼痛、腫れ、かゆみ、しこりなど、全身症状では発熱、頭痛、胃腸の不調などを訴える人もいます。
このワクチンは他のワクチンとの違い筋肉に注射するため、数日間は筋肉痛が残ることがあります。
ワクチン接種後、失神をおこす人がいるため、接種後30分間は座っていることが必要です。

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ロタウイルスワクチン

【ロタウイルス胃腸炎(乳児白色便性下痢症)】

ロタウイルスは、主に5歳未満の乳幼児に感染して、
下痢、はきけ、嘔吐、腹痛、発熱などの急性胃腸炎を引き起こします。
伝染力が強く、保育所、幼稚園など乳幼児が多く集まる場所でうつる機会の多い病気です。
養育している母親や家族にも感染することがあります。

潜伏期間は24−48時間で、発症後およそ1週間は糞便中にウイルスが大量に排出され、
まわりの乳幼児に感染します。
例年、2月から5月まで流行します。生後6カ月から2歳までに初めてかかると重症化しやすいと言われています。
高度の脱水をきたしやすく、時に痙攣、まれに脳症を合併することがあります。
大量の水様便、嘔吐が続く、高熱がある場合には点滴し、場合により入院させます。

治療は脱水に対する水分の補充と、普段から食べなれたものを与える食事療法です。
どちらも少量ずつこまめに与えて下さい。有効な抗ウイルス剤はありませんので、ワクチンによる予防をお薦めします。

ロタウイルスワクチン
対象年齢は、生後6週から生後24週(ロタリックス)または32週(ロタテック)までの間で、4週間以上の間隔をあけて2回(ロタリックス)または3回(ロタテック)飲むワクチンです。

初回接種は生後6週から14週+6日までに行うことが推奨されています。最終の接種時期もそれぞれ生後24週と32週に決まっており、その時期を超えて受けることはできません。

主に重症化を予防するワクチンですが、発症そのものも減らすと考えられています。日本では2011年11月にロタリックス(2回接種)が、2012年7月にはロタテック(3回接種)が発売されました。ロタウイルスワクチンは私費(有料)で接種しなければいけませんが、重症化予防のためには受けておくことをお薦めします。

【副反応】
弱毒化された生ワクチンのため、初回接種後に軽度の下痢や嘔吐などの胃腸炎症状が見られることがありますが、ほとんどは病院を受診する必要はないと考えられます。不機嫌な状態が続く、嘔吐を繰り返す、便に血液が混じる(イチゴゼリー状)などの症状が見られたら、速やかに医師の診察を受けて下さい。

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B型肝炎ウイルスワクチン

【B型肝炎】

B型肝炎ウイルスで汚染された血液や体液(唾液、分泌液)によってヒトからヒトへ感染します。
主な感染経路は、分娩時にB型肝炎ウイルスキャリアの母親から新生児への垂直感染と、輸血、不適切な医療行為、性交渉、家族内・集団内などでの水平感染です。感染してから発症するまでの潜伏期間は体に入ったウイルスの量によって異なり、輸血や針刺し事故では数日から数週間、性交渉などの水平感染では2〜6週間程度と考えられます。

感染すると多くは急性肝炎(倦怠感、食欲不振、赤褐色尿、黄疸)となって回復しますが、稀に劇症肝炎となり死亡する場合や、キャリア(ウイルスを排除できない)という状態で持続感染する場合に分かれます。キャリア化すると一部のヒトが慢性肝炎、肝硬変、肝癌へと進みます。キャリア化するのは、3歳未満で感染を受けた場合と、成人でも遺伝子型Aに感染すると10%ほどみられます。

一度B型肝炎ウイルスの感染を受けると、回復してもウイルスの遺伝子が体内に残ります。癌、自己免疫疾患や臓器移植などで強力な免疫抑制剤や化学療法を使用すると、ウイルスの再活性化が起こり重症肝炎を起こす可能性があります。すなわち、ウイルスに感染しないことが大切です。

治療に関しては、急性肝炎の多くは自然軽快するので、劇症化の徴候に注意しながら,対症療法で経過をみます。慢性肝炎ではインターフェロン、ラミブジン、エンテカビルなどの抗ウイルス剤を使うことがあります。

B型肝炎ウイルスワクチン
日本では、1985年よりB型肝炎ウイルスキャリアの母親から新生児への垂直感染(分娩時に感染)を予防する母子感染防止事業が開始され、1995年からは健康保険でまかなわれています。出生直後に高力価HBs抗体免疫グロブリンの筋注とワクチンを接種し、さらに生後1か月、6カ月でワクチンを接種します。その後、十分な抗体ができているか採血して確認し、低い場合には再度ワクチンを接種して、3歳までは抗体を維持することが大切です。

もう一つは世界の多くの国(162/193:84% 2006年)で行われている定期接種プログラムです。全てのこどもたちをB型肝炎ウイルスの感染から守ることが目的ですが、成人での水平感染予防のために追加接種がどの程度必要かは今後の課題です。接種スケジュールは国によって異なりますが、任意接種ですので生後2カ月からヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。たとえば生後2か月、3カ月、8カ月での接種を想定しています。

【副反応】
副反応は注射部位の発赤,腫脹,硬結(しこり)などの局所反応が主です。時に軽い発熱が見られることがありますが、いずれも数日間で消失します。ワクチン接種後に何か気になることがありましたら医師に連絡してご相談下さい。

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日本脳炎ワクチン

【日本脳炎ウイルス】

日本脳炎ウイルスはブタの体内で増えたウイルスを蚊が吸血し、その蚊が人を刺すことで感染します。
感染してから発症するまでの潜伏期間は6日〜16日間程度と考えられます。

感染しても大部分は症状なく終わり、脳炎を発症するのは感染者の100〜1000人に一人程度です。
発病すると高熱が続き、頭痛や嘔吐を認めるようになり、 その後、意識障害や、痙攣、麻痺を認めるようになります。
死亡率は20〜40%で、神経学的な後遺症を45〜70%に認めます。特に小児では重度の後遺症を残すことが多くなります。

治療に関しては、日本脳炎ウイルスに対する特別な治療法はありません。
対症療法が中心となるため、痙攣などに対する管理を行います。

日本脳炎ワクチン
標準的には3才で2回、1年後の4才で1回、9才で1回の合計4回接種を行います。 また、流行地域では生後6ヶ月から接種を行います。

平成6年から日本では定期接種となっておりましたが、北海道は定期接種から外れていました。 平成28年4月から北海道も定期接種となります。
数年は接種対象者、接種方法が通常とは異なります。 20才未満の方は医療機関で接種方法を確認してください。

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